國學院大学率いる前田康弘監督の現役時代がスゴイということで、中学時代から高校そして大学時代、更に監督になるまでをまとめました!
有名な話ですが恩師は、駒澤大の大八木監督ですね。
来年の箱根駅伝、今年も國學院大学の前田康弘監督と駒澤大学の大八木監督の師弟対決が見られそうですね。
とても楽しみです。
前田康弘監督(國學院)中学校はどこに通っていたのか?
そして駒沢大学時代や高校時代についてみていき、前田康弘監督(國學院)の現役時代、どんな成績の選手だったのか。
更ににそこから監督になるまでをまとめます。
それでは本題です。
前田康弘監督(國學院)現役時代スゴイ
前田康弘監督(國學院)現役時代は、駒澤大学と市立船橋高校で活躍をされていました。
前田康弘監督(國學院)現役時代の様子を次から詳しくみてみましょう。
現役時代|駒澤大学時代
前田康弘監督(國學院)は、高校卒業後は駒澤大学に入学しました。
入学するきっかけは、高校2年生の冬一番最初に声をかけてくれたのが駒澤大学だったこと。
いくつかの大学がスカウトに名乗りをあげたそうですが、「一番はじめに自分を評価してくれた」ということが嬉しくて、駒澤大学を選んだということです。
ここで恩師・大八木監督との出会いもありました。
- 大学2年
- 箱根駅伝:7区を走り区間3位。チーム総合2位
- 大学3年
- 出雲駅伝と全日本大学駅伝で優勝!
- 箱根駅伝:7区を走り区間3位。チーム総合2位
- 大学4年
- 主将を務める
- 全日本大学駅伝:2年連続となる優勝!!
- 箱根駅伝:4区を走り、区間8位。駒澤大学初の総合優勝を達成!!!
駒沢大学は、この優勝をきっかけにして2000年代に6度の総合優勝を果たしています。
前田康弘監督(國學院)は、駒澤大学を語る上で欠かせない人物となったんですね。
駒澤大学のキャプテンとなり、キャプテンということや箱根駅伝優勝という大変なプレッシャーがある中、厳しい思いや経験もたくさんされてきました。
それを全て糧と変えて駒澤大学の黄金時代の基礎を築いた前田康弘監督(國學院)。
現役時代|市立船橋高校時代もスゴイ!
前田康弘監督(國學院)は出身である地元千葉の名門高校、市立船橋を卒業されています
- 高2・高3とレギュラーとして全国大会に出場。
- 県ではトップの成績を残した。
しかし後述しますが、初めは挫折も味わったということです。
前田康弘監督(國學院)の高校時代を少し詳しく見ていきましょう。
前田康弘監督(國學院)は、高校時代から本格的に陸上競技を始めました。
小学生や中学時代は、お兄さんの真似をしてサッカーや野球ばかりされていましたということです。
しかし、前田康弘監督(國學院)が市立船橋高校に入学をした理由は、陸上を本格的にやるためだったと言います。
市立船橋高校に入学した船橋理由は以下の通りです。
- 小中学生の頃から足が速かった為、中学で駅伝大会に駆り出されことになり優勝。
- 「高校では陸上やったらどうか」という話になった。
- どうせ陸上をやるなら一番強いところに行きたい。
そんな熱い想いを持ち市立船橋高校入学後、陸上部に入部。
しかしそこで本格的な陸上経験がなかった為、前田康弘監督(國學院)は挫折を味わうことになりました。
「Cチームという一番レベルの低いチームになり、監督に見向きもされない」
「Cチームは自分で勝手に練習しろという感じで、キラキラ輝くAチームとの差を感じた」
せっかく入った陸上部。
入部早々悔しい思いをしたことで、前田康弘監督(國學院)は逆に火がつき、入学した1年の夏には学年で一番強くなったということです!
そして、秋の大会にはなんと、1年生でレギュラーになれました。
前田康弘監督(國學院)は負けず嫌いで、相当な努力家なのですね。
ほぼ未経験で、悔しさからの相当な努力をされ、1年の夏には学年で一番強くなり、秋にはレギュラー。
すごいことですね!!
高校1年生のお正月に箱根駅伝をお兄さんと見ていたことで、だんだん箱根駅伝を意識し始めたそうです。
前田康弘監督(國學院)の中学は?
前田康弘監督(國學院)の中学は、千葉市立加曽利中学校です。
前田康弘監督(國學院)は千葉県千葉市出身ですので、地元の中学校に通われたと考えられますね!
前述しましたが、中学時代は陸上は本格的にやっていなく、サッカーや野球の球技をお兄さんとやっていたということです。
ただ中学の頃から足が早く駅伝の大会に駆り出され優勝経験もあるので、中学の頃から素質があったのですね!
前田康弘監督(國學院)の指導者時代もスゴイ
前田康弘監督(國學院)は、2007年5月國學院大学のコーチに、2009年8月國學院大学の監督に就任しました。
当時前田監督は31歳で、大学駅伝最年少監督となりました。
前田康弘監督(國學院)は、「結果も残さなければ」と大きなプレッシャーもありましたが、予選落ち続きだった國學院大学を、就任後すぐ本選出場を達成させました。
- 予選落ち続きだった國學院大学を、就任後すぐ本選出場を達成
- 就任してから5年連続で本選出場
- 2019年の出雲駅伝では大学三大駅伝(出雲駅伝、全日本大学駅伝、箱根駅伝)初優勝
- 2020年箱根駅伝では國學院大学が優勝候補に名前が挙げられるまでに成長させる
- 2020年箱根駅伝:往路2位・総合3位、國學院大学過去最高記録
- 2021年箱根駅伝:往路9位、復路6位、総合9位。シード権獲得は3年連続達成
- 2022年箱根駅伝:往路4位、復路13位、総合8位。
- 2022年出雲駅伝:総合2位!
- 2022年全日本大学駅伝:総合2位!
どんどんチームを押し上げてレベルアップさせている指導者としての前田康弘監督。
國學院大学を、優勝候補として名を挙げさせるまでに成長させた監督ですね!
直近2回の駅伝も総合2位を飾っていますので、年始の2023箱根駅伝もとても期待が持てますね!
前田康弘監督は、2020年12月に「歴史を変えた挑戦 國學院大學陸上競技部で僕が実践した非エリートで強いチームを作る方法」という本を出版されています!
前田康弘監督(國學院)が國學院の監督になるまで
大学卒業後の前田康弘監督が、「監督」になるまでには紆余曲折。
平坦な道ではなく、迷いや辛いこともありました。
次から、前田康弘監督(國學院)が國學院大学の監督になるまでを詳しく見ていきます。
- 大学卒業後富士通で実業団ランナーとなる
しかしモチベーションが保てず“箱根の燃え尽き症候群”となってしまった。箱根駅伝の優勝が自分のすべてになってしまって、プロとしての覚悟が持てなかったので競技者を引退。
- 競技者
引退後母校・駒澤大学のコーチになる恩師・大八木監督に競技者を引退することを伝えにいったところ、駒大のコーチを勧められ手伝うことなる。平日はサラリーマン、休日は指導者としての生活を送る。
- 30歳目前陸上指導者という夢も芽生えたが、父の会社を継ぐ
このままサラリーマンで終わっていいのかと悩み、指導者の夢もあったが現実的に考え父親の会社を継ぐ。その矢先父親の白血病が発覚し、この世を去るという不幸が訪れた。会社をやむなく畳む。
- 父親が亡くなってから絶望期
陸上から離れて、指導者の夢も諦めた。それなのに何もかもゼロになった為「これからどうしよう」と絶望してしまった時期。
- 絶望期後「國學院大学のコーチをやらないか」という話が舞い込む!
どこかで父親が背中を押し「指導者の道を進みなさい」といってくれているような気がして、陸上の世界に戻ることを決意した。
前田康弘監督(國學院)は、最愛のお父様の死、そして実家の会社も畳まなければいけないという辛い経験もされたんですね。
また、卒業後は”箱根燃え尽き症候群”になりランナーとしてのモチベーションが保てなかったのは意外でした。
しかし、前田監督は今選手とのコミュニケーションを大事にしていながら、國學院大学をレベルアップさせ優勝候補に挙げられるまで成長させた素晴らしい監督になりました。
「自分が現役時代、箱根駅伝に情熱を注いでいたからこそ、選手たちの落胆やその後の人生に与える影響もわかる。最近の生徒たちは直接的なコミュニケーションが苦手な子が多い。大事なこともメールや人伝てだったりする。そういったことも受け入れ、生徒それぞれの多様性を尊重し、そのうえで根気よく会話することを心がけています」
「当時よく言われていた“箱根の燃え尽き症候群”。自分はまさにそれでした。だから教え子には自分のような『箱根で終わるランナー』には絶対になってほしくない。箱根を終えたあとの競技人生をどのように過ごすかを意識して過ごすように生徒には指導しています」
OCEANS
このような、前田康弘監督からの言葉は、自分のこれまでの絶望や挫折辛い経験などから、培われた監督の考え方なんだろうと感じられます。
こう言った選手とのコミュニケーションも國學院大学が躍進している理由の一つでしょう。
まとめ
さて今回は、「前田康弘監督(國學院)の現役時代スゴイ!中学から大学時代も!」と題して、國學院大学の前田康弘監督の現役時代や指導者時代、それぞれの実績や想いなどを調査しまとめました。
前田康弘監督(國學院)は現役時代から負けずぎらい努力家のスゴイ選手でした。
中学は千葉市立加曽利中学校、高校は陸上をやるために市立船橋高校、大学は一番初めにスカウトしてくれた駒澤大学へ進学し卒業されました。
前田康弘監督(國學院)の指導者としての道のりは平坦ではなく、一度は実業団でプロになりましたが自分の目指す道ではなくなってしまった。
その後サラリーマンもしたし前田康弘監督(國學院)のお父様の会社も継ぎましたが、お父様が亡くなってしまった為会社をたたむ。
その後すぐにまた陸上の世界に戻り、指導者への道が開けました。
現役時代も指導者としても素晴らしい前田康弘監督(國學院)。
2023年の箱根駅伝、國學院大学が前田康弘監督の現役時代と同じように優勝を飾れることを祈るばかりです!!
最後までお読みいただきありがとうございました。
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